カルティエ展に行きました
平日休みのある日、ついにカルティエ展に行ってきました!
感想。とにかく豪華!ファビュラス!小さな宝石やクリスタルに至るまで、ものすごく細かな彫刻がしてあって、感動しました。例えば片手に乗るくらいの小さな時計でも、一体どれだけの人手と希少素材、時間とお金を注ぎ込んでいるか分からないくらい、どの作品もとにかく繊細に作り込まれています。
そして個人蔵とモナコ公国所縁の品が多い。お金持ちってすごい。
もちろん時計以外にも、大きな色とりどりの宝石をこれでもか、というくらい並べてつなげてできたネックレスや指輪も沢山あったわけですが、ぼーっと見ていると、いったい何のためにこんなに大きな石を使う必要があったんだろうとか、これらはそもそも使うことを目的として作られたのでは無いのではないか、という考えが浮かんできます。これは私の貧乏性とか、庶民感覚でしょうか。
また、展示はいくつかのチャプターに分かれていたのですが、その入り口では畳や掛け軸、刀など和風なものと一緒に時計やネックレスが飾ってありました。
驚いたのがその掛け軸や刀がいずれも鎌倉や室町時代、複雑な年輪の一枚板など、もしかして宝飾品より上等なものもあるのでは?という品々だったことです。なのに説明があっさり。カルティエ恐るべし。
唯一残念だったのは、人気ある展示の宿命か、人が多くて落ち着いて鑑賞できないことです。都心で開催されていて、面倒くさがりすら認知するくらい話題性のある展示って絶対人が集まってしまうので、きっとこれ以上の贅沢は言えません。入場を完全予約制にして、人数を少なくするとかすれば良いんでしょうか。仮にできたとして、チケット代が凄いことになりそうです。