斉藤実の休息

読んだ本の感想や出かけた場所、作ったものなど、自分が楽しいことを書きます。

【感想】29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。

目次

人生に迷ったので

いろんなブログのおススメや、その中の参考文献などから、少しずつ読書しています。

今回は葉山アマリさん著、「29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。」を読みました。

29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (オープンブックス)

29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (オープンブックス)

  • 作者:葉山 アマリ
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/06/01
  • メディア: 単行本
 

この本は応募された実話の中から感動的なものを書籍化する、「日本感動大賞」の大賞受賞作とのことです。

 要約

29歳の誕生日、人生に絶望したアマリさんは、TVで見たラスベガスに心惹かれ「29歳最後の日にラスベガスで大勝負して死ぬ決意」をします。

出発までの余命1年間は資金を集めるため、偶然採用された銀座ホステスやヌードモデル、元々の派遣社員の3つをほぼ休みなく掛け持ちます。

その中でアマリさんは、お金持ちの社長やマダム、再会した同級生や六本木の外国人など様々な人達と出会い、学び、その経験をすべてラスベガスの糧とします。

1年後、蓄えた150万円でアマリさんはラスベガスへ発ち、カジノでの細やかな勝利の末に生きる力を得て、今も新たな目標へと走り続けています。

感想

ハッキリしたテーマとテンポの良さもあって、スピーディーに読める1冊です。

読了後、私は以前読んだ「夢をかなえるゾウ」の中で、人生が変わるには例えば絶望のような大きなエネルギーや、明確な目標が必要と書かれていたことを思い出しました。

子どもっぽい考えですが、私は「何か衝撃的なものと出会って夢中になりたい、楽しくて幸せになれる夢がほしい」とよく妄想します。絶望するのは怖いけど。

短い人生、絶望や落ち込みらしきものはありましたが、それらはアマリさんほど強烈なものでも、人生の転機となるものでもありませんでした。

すごい人にとって、私の落ち込みなど鼻くそレベル、絶望とは程遠い。辛いけど。

何にせよ、いつか夢に出会えたときのため、週末ジョギング、筋トレ、読書、やりたいことをやる、めんどいけど働いて貯金するなど、色々やってみようかなあと改めて思いなおすことができました。