芥川龍之介著、「歯車―他二編―」を読みました。
岩波文庫です。読書にはまっていた頃はよく手に取っていました。
読書したいけど長編を読む体力はなく、図書館で目についた薄い本を手に取ったらコレでした。
収録作品は『玄鶴山房』『歯車』『或阿呆の一生』の3編で、いずれも芥川龍之介の晩年の作品だそうです。
内容はとにかく暗い。人間の嫌なところがとってもリアルに描かれています。年寄りへの冷たさとか、他人の不幸をどこかで喜ぶ心とか。
改めて芥川龍之介がどんな人か知りたくなったので、彼について書かれた本を探してみようと思いました。